仮想通貨「TRON」の将来性、今後の動きは!?
TRONとは
TRONは、デジタルコンテンツを利用した分散型のプラットフォームです。また、TORNは世界最大級のブロックチェーンベースのオペレーティングシステムです。
TRON基本情報
取扱国内取引所:なし
国外取引所:Binance
公式Twitterhttps://twitter.com/Tronfoundation?lang=ja
公式Facebookhttps://www.facebook.com/tronfoundation/
通貨名:TRON(トロン)
通貨単位:TRX
発行上限:1000億枚
時価総額:約6000億円
発行時期:2017年8月
開発者Justin Sun(CEO)
TRONは、Bitchin、Ethereum、EOS、Qtumなどのパブリックブロックチェーンスマートコントラクトを含む様々な種類のブロックチェーンネットワークとスマートコントラクトシステムをサポートし、開発者にマルチプロトコルを提供します。そのため、データの公開が自由かつ所有することが可能となります。
インターネットの普及によってFacebookなどのSNSや、YouTubeなどのサービスが隆盛し、エンターテインメント産業の構造は変わりつつあります。新たなエンターテインメント状況の中でキーとなるのは、個人のクリエイターによる発信でしょう。
そこでTRONは、個人クリエイターが大企業による影響を受けることなく、クリエーターのアウトプットに対して、正当な評価をされる環境が必要であると考えています。その環境を実現するためのマイルストーンを使用するにあたって、不明確な点は現在多少あるものの、TRONの構想が実現すれば、個人クリエイターが自ら資金を集めて開発を進められることとなり、活動の幅や可能性はぐんと広がる事でしょう。
TRONは2017年9月にICOが実施され、約30分で完売した超人気の中国通貨銘柄です。 エンターテイメントに特化しており、コミュニティが非常に活発で、取引所に上場後も話題を欠かない通貨の一つとして注目を集めています。
そしてTRONは、世界中にあるデジタルのエンターテイメント(音楽、写真、動画、アニメなど)を自由にアップロードすることができるシステム構築を目指しています。
最終的には ゲーム内における課金やゲーム内の通貨としてのやり取りができるようになる事を目標として掲げています。
また、TRONはブロックチェーンの技術を使うことにより、従来のように誰かの管理ではなく、確実に実行するための規定を守る為によってデジタルコンテンツを保護しているだけでなく、クリエイティブでエンターテーメントなデジタルコンテンツを多くの人に提供することを目的としていて、利益を得ることではないとしています。
TRONの通貨「TRX」
TRONはプラットフォームの名称で、TRONの中で使われる通貨はTRXです。ユーザーは、TRXを消費することで、TP(TRON Power)を購入することが出来ます。
このTPがプラットフォーム内で使われるポイントとなります。
元々TRONは、イーサリアムブロックチェーン上につくられたトークンでした。
しかし、2018年6月25日にメインネットへの移行を発表したことで、今後は独自のネットワークで動く通貨へと生まれ変わりました。
ブロックチェーンと分散型ストレージ技術を用いることで、それぞれのユーザーは、データを自由に公開したり、保管することが出来るようになり 、デジタル資産の流通、取引がユーザーに委ねられます。
TRONの安全性
TRONはシンガポールの「Tron財団」というチームによって開発されています。
Tron財団は、「公正でオープンなネットワークの運用」を目的にしている非営利組織で、ACRAというシンガポールの企業規制当局の承認を得て設立されています。
実際に、TRON財団はTRONのネットワーク内に1000個のアドレスを利用して管理し資産を分散させることで、一つのアドレスがハッキングされたとしても問題ないようにしています。
とても信頼性のある安定した財団であると言えます。
TRONの特徴
(引用 https://www.facebook.com/tronfoundation/)
TRONの認証システム POW/POS
TRONのPOS承認システムの導入は、3段階のストラテジーに分かれています。
① Kafka-based technology system
中央集権的なコンセンサスメカニズムを実装します。この段階ではシステムの問題点をデバッグし、動作機能を調えます。
② Raft-based distributed consensus mechanism
分散型コンセンサスメカニズムを実装します。中央集権型システムからの離脱と、分散型システムへの飛躍が試みられます。
③ POS承認システムを実装
POS承認システムを実装する段階です。合わせてビザンティンフォールトトレランス問題を克服した承認システムの実現をも目指します。ホワイトペーパーではPOSとPOWの互換性を目指すシステムであることもほのめかされています。具体的な技術的解決や構想については示されていませんが、ここではひとまず、示唆された承認システムとしてPOWとPOSの双方をあげています。
TRONの技術
①高スプレット
高スプレットはTRONのTPSを向上することで、実現できています。TRONはTPSはビットコインとイーサリアムに声、日常的に使える実用的なレベルに達しています。
②高スケーラビリティ
TRONの高スケーラビリティと高効率的なスマートコント楽により、アプリは様々な方法でTRONにデプロイできます。また、TROは多数のユーザーをサポートできます。
③高可用性
TORNはより信頼性の高いネットワーク構造とユーザー資産、固有価値を装備しているのに加え、より高い水神の分散型コンセンサスも加え、最適化された報酬分配メカニズムを構築します。
トロンウォレット
2018年8月、トロンウォレットのAndroid版、iOS版がリリースされました。
このウォレットでは、TRXの管理ができることはもちろん、TRXの送金手数料が無料になるそうです。
ウォレットはウェブ、モバイル、パソコンで利用することが可能です。
TRON有名企業との提携
TRONは多くの世界的有名企業との提携が決まっています。例えば、Bitmain社は中国最大級のマイニング企業で、 今後技術的なサポートのみならず、マーケティングの面でも相乗効果を生み出すことを期待できます 。
また、アリババと連携する噂も浮上しています。アリババというのは、Amazonと並ぶ世界2第オンラインショップですが、アリババでの決済サービスに将来的にTRONが利用できるようになるといわれています。もしこれが実現すれば、TRONの需要は上がり、価格の上昇はかなり期待できるでしょう。
他にも、MLG Blocichainとも提携しています。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界中で活動しているグローバルブロックチェーンの開発およびコンサルティングをしている会社です。ブロックチェーンを取り扱う企業のコンサルをしていて、数々のICOをサポートしてきており、仮想通貨関連のコミュニティに関してはとても強いといえます。そんな企業と提携していることはICOを取り扱うTRONにとってとても心強いことだといえるでしょう。
TRONの将来性
最終的にはTRONのプラットフォームで様々なアプリケーションを稼働させることが目指されています。この目標に対し、TRONには2025年を目処としたロードマップが設定されています。
「エクソダス」
「オデッセイ」
「グレート・ボヤージュ」
「アポロ」
「スター・トレック」
「エターニティ」
という壮大な名称が付された 6段階のステップが表示されているようです。
① “エクソダス” 2017年8月~2018年12月
P2Pや分散型コンテンツモデルを通してユーザが自由にデータをアップロードし、蓄積し、配布できるメカニズムを調えるステージです。
② “オデッセイ” 2019年1月~2020年6月
クリエイターがTRONのプラットフォームを使いたいと思えるインセンティブを調えます。Google PlayやApp Storeのような中央集権的プラットフォームを介在させた場合のような高額の手数料なしに、クリエイターに適正なリターンを約束する報酬システムの構築がこれにあたります。
③ “グレート・ボヤージュ” 2020年7月~2021年7月
TRONシステムの管理に関する問題解決にあたるステージのようです。
④“アポロ” 2021年8月~2023年3月
TRONを利用するクリエイターによるトークンの発行と、その実用化のための問題解決にあたるステージです。分散型のシステムにおいては、中央管理者がトークンの価値を管理するわけではありません。混乱なくして個々人のトークンがきちんとその価値を反映した取引ができる仕組みが必要となります。
⑤ “スター・トレック” 2023年4月~2025年9月
分散型システムによるオンラインゲームのプラットフォームが実用化する段階です。
⑥“エターニティ” 2023年4月~2025年9月
ゲーム開発のためのクラウドファンディングなど、開設されたコンテンツをさらに発展させるための仕組みも含め、オンラインゲームのプラットフォームが動き出す段階です。
最終段階としてオンラインゲームのプラットフォームを実用化していく“スター・トレック”“エターニティ”の2段階は同時に進められる予定のようです
6つのステージが10年間にわたり計画されているという事で、とても長期的な計画ではありますが、計画が前倒しになって着々と進められているということもあり、非常に期待が持てます。
TRONの実用化が広まれば、今までインターネット上で埋もれてしまっていたクリエーターも多くの人の目に留まり、クリエイターがしたいことに集中し、利益を得ることが出来、新しいクリエーターを応援する社会が出来上がります。
上場する取引所の拡大、有名企業との提携などその成長はすさまじく、将来性は高いと言えるでしょう。
今後のTRONの動きに注目、期待していきたいですね。